【ADEC/ワンビ】情報流失時の責任を負わないためのPC/ストレージの廃棄手法――DX Security Week「Live」
大量に生産されているパソコンの中で、正規の手順でリサイクルされているものはごく一部でしかありません。つまり、正規のリサイクル法の手続きを行わずに廃棄されるパソコンが圧倒的に多く存在し、パソコン利用者が保存しているデータを正しく消去したことを証明できていないということです。データを蓄積するデータストレージに関しても、データが消去されずに廃棄されていることが多く考えられます。すなわち、廃棄パソコンやストレージから情報が流出し、利用者の責任問題に発展することがあるということです。また正しくリサイクルが行われないことは、環境省が目指す「資源有効活用」の観点からも課題です。
そのような中で、2018年に神奈川県庁で発生した情報漏えい事故は、廃棄の外部委託のあり方を考えるきっかけにとなりました。2020年12月には総務省の「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」がおよそ20年ぶりに改訂されました。この改定では、情報機器端末のライフサイクルにおける利用停止や廃棄の際のデータ消去について、初めて具体的な消去の手法や監査方法が記述されました。データ適正消去実行証明協議会(ADEC)は、ガイドライン改定に合わせた正しいデータ消去の在り方について解説・周知することで業界に寄与しています。
ジャパンセキュリティサミット DX Security Week「Live」のインタラクティブセミナーでは、情報機器端末の第三者データ消去証明についてADECの消去技術基準委員会 委員長が解説します。情報セキュリティポリシーに関するガイドライン改訂から読み解く新たな自治体情報セキュリティ対策と、データストレージのライフサイクルにおける廃棄について分かりやすく説明します。個人情報や企業の経営情報等の重要情報を保有している公共団体のセキュリティの強化が求められている中で、官公庁、地方自治体はもちろん、企業、団体の情報システム部門およびデータ管理者に求められるリスクの確認から対策までを学んでいただけます。
講演タイトル:「総務省・地方公共団体における情報セキュリティポリシーガイドラインの改定から読み解くストレージ機器の廃棄とは?」
講演団体:ADEC データ適正消去実行証明協議会
登壇者:ADEC データ適正消去実行証明協議会 消去技術基準委員会 委員長
ワンビ株式会社 代表取締役社長 加藤 貴 (かとう たかし)氏
日 程:2021年 3月2日(火曜日)10:00~11:00
会 場:Teamsを利用したオンラインイベントです。お申し込みの方に事前に招待メールをお送りします。
参加費用:無料
お申込み:下記よりお申込みください
お申し込みは当日3月2日の9:00までとさせていただきます
主 催:ジャパンセキュリティサミット実行委員会
ADEC データ適正消去実行証明協議会
データ適正消去実行証明協議会は、データの適正な消去のあり方を調査・研究し、その技術的な基準を策定するとともに、これに基づいてデータの適正消去が実行されたことを証明するための第三者的な証明制度の普及・啓発を図り、我が国における健全で安心安全な循環型IT社会の実現に寄与することを目的としております。
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