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テクマトリックス Votiro社のクラウド型ファイル無害化ソリューションの販売を開始

テクマトリックス株式会社は、VOTIRO Cybersec Ltd.(VOTIRO社)のクラウド型ファイル無害化ソリューション「Votiro Cloud」の取り扱いを開始した。

昨今、ランサムウェアによる被害に関するニュースが報道されており、「EMOTET」も再流行するなど、その勢いは留まらない。独立理行政法人情報処理推進機構(以下、IPA)が公開した「情報セキュリティ10大脅威 2022」において、マルウェアに起因する脅威が上位を占めている。特に外部からの攻撃経路となる電子メールやファイル経由で仕込まれたマルウェアがサイバー攻撃の起点となるケースが確認されており、組織向けの脅威としてIPAも注意喚起を促している。

海外では、アンチウイルスやサンドボックスなどの“検知”に頼るセキュリティ対策では、ゼロデイ攻撃や未知の脅威には十分に対応できないことが深く認知され、“検知”に頼らないファイルの無害化が注目を集めており、政府機関だけではなく大手金融機関でも、導入が進んでいる。また、先行して、このクラウド型ファイル無害化ソリューション「Votiro Cloud」のサービス提供を開始しており、多くの実績を上げている。

テクマトリックスでも、「Votiro Cloud」の販売を開始し、オンプレミス版で実績のある自治体のみならず、多くのエンタープライズ企業へ提供していく。

<Votiro Cloud概要>

「Votiro Cloud」は、独自のポジティブセレクション技術を活用して、ファイルを無害化するソリューション。「Votiro Cloud」に投げ込まれたファイルは、分解され、交換できる構成要素は新しいテンプレートと交換され、さらに独自の処理が行われ再構成される。これら一連の処理により、ファイルはクリーンなファイルとして再生成されることになる。
Microsoft 365等のメールサービスやMenlo SecurityのWeb Isolationの仕組み、Amazon Web Service S3との連携も可能となっている。APIを利用して既存システムと連携いただくことも可能。連携することで持ち込まれる全てのファイルに無害化処理が行われ、組織内のセキュアなネットワークに脅威を持ち込むことを防止する。
尚、「VOTIRO Cloud」は、世界的に信用力の高いSOC2 TypeⅡ

<Votiro Cloud 利用例イメージ図 >

<今後の展開について>

本ソリューションのリリース日は、2022年9月末を予定。価格は、無害化処理が実施される年間のファイル総量による。テクマトリックスでは、本ソリューションを2023年8月末までに30以上の金融機関やエンタープライズ企業などへの導入を見込んでいる。

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