経済産業省「開発段階におけるIoT機器の脆弱性検証促進事業」のご案内
サイバーセキュリティの事故は、毎日のようにニュースに取り上げられ、その数は増加傾向である。
昨今ではDXの進展により増大するIoT機器がターゲットになっているケースも多く見られることから、IoT機器のセキュリティ確保は重要な課題となっている。
出荷されたIoT機器に脆弱性が含まれることにより、セキュリティ事故の発生可能性が高まるだけでなく、その修正対応に工数やコストが発生する恐れがある。さらにはセキュリティ事故が、市場の信頼低下や企業経営に対する悪影響に繋がる恐れがある。
そのため事前に信頼のおける機関の脆弱性検査を受け、安全であることを確認した上で出荷することがなによりも重要である。
ところがこういったリスクを認識はするものの、対応方法が分からない、コスト面が心配などの理由で悩んでいる企業は多いのではないだろうか。そこで、経済産業省では、IoT関連企業が開発・製造するIoT機器等に対して、専門家による脆弱性検証を無償で実施する事業を開始した。
この事業におけるIoT機器とは産業・一般消費者等対象を問わず、ネットワークに接続して利用される機器を幅広く対象としており、最終製品に限らず製品を構成する部品等も対象としている。
また、機器だけではなく、IoT機器等のデータを収集・分析し、制御を行うアプリケーションやソフトウェア、機器の設計書やプログラムのソースコード等も検証の対象となる。
当事業の詳細は以下のページより確認を頂きたい。
「開発段階におけるIoT機器の脆弱性検証促進事業」(経済産業省事業)においてIoT機器の脆弱性検証を希望する中小企業の募集のご案内について
製品や検証内容次第では、企業規模を問わず参加可能であるので、関心のある企業は、下記より気軽に相談していただきたい。
安心安全なIoT社会の実現のために、ぜひこの機会を積極的に活用してもらいたい。
<本事業に関するお問合せ先>
株式会社三菱総合研究所
サイバーセキュリティ戦略グループ
「開発段階におけるIoT機器の脆弱性検証促進事業」事務局
Email : iot-sec@ml.mri.co.jp