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DXを支える、モノやデータの真正性を確保するクラウドサービスとは?

JAPANSecuritySummit 2023 オンデマンド セミナー

参加申込はこちら;セッション番号04

DX、デジタルツインに大前提となる「モノの信頼性」をいかに担保するか?

社会のDX化が進む中で、データを取得・処理する数多くのデバイスが導入されていますが、そのような機器を狙ったサイバー空間における脅威も深刻化しています。これらの脅威は機器の設計・製造段階から設置・運用中、廃棄時に至るライフサイクル全体に存在します。

また、IoTシステムにも適用されるセキュリティに関わる標準規格やガイドライン(NIST SP 800シリーズ、IEC62443、CPSF:サイバー・フィジカル・セキュリティ対策フレームワークなど) にもIoTデバイスやデータが正しいものであるかについて示され、総務省が提唱するトラストサービスにおいても、モノの正当性について定義されています。さらには国内外で整備が進むデータ連携基盤や分野間のデータ相互利活用、デジタルツインには、システムに接続するデバイスやデータの信頼性確保が大前提となります。

このようなデバイスやデータの信頼性確保には、TPM(Trusted Platform Module)などのハードウェアセキュリティと電子証明書を組み合わせた対策が標準的な手法です。NECではハードウェアのなりすましを防止する仕組みとして、デバイスの製造段階で固有の電子証明書をTPMへ書き込み、その証明書を用いてシステム接続時の認証認可を行うことによってデバイスのトラスト性を確保するサービス「NEC IoT System Security Lifecycle Services」(※1)を提供しています。今回のセッションでは、このサービスを中心にご紹介いたします。

本サービスでは、対応機器として顔認証・生体認証に活用される「NEC AI Accelerator」、「NEC 顔認証エッジデバイス」のほか、「ファクトリーコンピュータ」、PCサーバ 「Express5800」、「コンパクトボックス型コントローラ」(※2)に対象モデルの拡充をしており、製造現場での品質データの取得や、CO2排出量データの取得など信頼性の必要なユースケースで活用いただけます。

エッジコンピュータを中核にシステムをセキュアにする「NEC IoT System Security Lifecycle Services」とは?

NEC IoT System Security Lifecycle Servicesは、デバイスがシステム接続を行う際に機器のTPMに格納された電子証明書を用いて認証認可を行うことでアクセスの真正性を確保します。このモノのトラスト対応を軸に、DXシステムの安全性を高く運用するためのクラウドサービスです。このサービスでは、NECのIoTセキュリティ製品とセキュアに製造されたデバイスを組み合わせて「正しいものを認証する」「モノの真正性の維持と管理」を提供します。またモノのトラストを起点として、「非改ざん性」「出自の保証」「存在性の証明」などデータの真正性を確保するサービスへの拡大を進めています。

本サービスの強みは、厳密なデバイス認証に必要な証明書機能を搭載したエッジデバイス「NEC AI Accelerator」、「NEC 顔認証エッジデバイス」のほか、「ファクトリーコンピュータ」、PCサーバ 「Express5800」、「コンパクトボックス型コントローラ」などのNEC製のエッジコンピュータ群と、その管理ソフトウェア、IoTセキュリティ製品群を含めたサービスをトータルで提供し、エッジコンピュータを活用するシステムをセキュアに保てることです。

対応機器であるNEC製エッジコンピュータ製品群は、工場生産時の安全な環境の中で電子証明書(デバイス証明書)を配布、TPMに書き込みを行います。また製造履歴(部品・検査情報など)や物流履歴をブロックチェーンで証跡として記録・管理しており、それ自身の真正性も確保されています。

本サービスに対応する製品の拡大において、ハードウェアのファームウェアやOSを含めた低レイヤでの真正性/セキュリティの確保の技術検討の際に、上位アプリ層(特にOSSの先端的技術対応など)、汎用的なエッジとして採用する技術の選定に試行錯誤が続きました。またハードウェアのメインボードにセキュリティチップを追加する設計変更を行うなどの仕様調整だけでなく、生産工場側と証明書の書き込みや証跡保存など製造プロセスまで調整を行うのに苦労しました。

NEC IoT System Security Lifecycle Servicesは、IoT/DXソリューションに必要なデバイスのサイバー対策を検討中のお客様、数千人以上の大企業のコーポレートオフィス(総務、情シス部門)、施設(ビルなど)、エリアを管理するビル管理・建設・不動産業などデバイスの維持管理が必要なお客様、製造業など自社工場のスマート化、カーボンニュートラルに向けたCO2排出量算出のためのデータ収集を検討中のお客様、出自証明が必要となる自動車やドローンなどの装置のなりすまし対策などデバイスの真正性確保が必要なお客様に最適なサービスです。ぜひ、ご視聴いただければ幸いです。

(※1) NEC IoT System Security Lifecycle Services
https://jpn.nec.com/iot/platform/security/iotssls/index.html

(※2) NEC AI Accelerator / NEC 顔認証エッジデバイス
https://jpn.nec.com/delight/services/products.html

ファクトリーコンピュータ
https://jpn.nec.com/fc/index.html

Express5800
https://jpn.nec.com/express/index.html

コンパクトボックス型コントローラ
https://www.necplatforms.co.jp/product/compact_box/index.html

参加申込はこちら;セッション番号04

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講演タイトル:「DX革新を支える! ゼロトラスト方式で実現するモノやデータの真正性確保」

講演団体:日本電気株式会社

登壇者:プラットフォーム・テクノロジーサービス事業部門 竹内 将洋 氏
プラットフォーム・テクノロジーサービス事業部門 江波 祥樹 氏

竹内 将洋 氏
江波 祥樹 氏

会 場:オンデマンドイベントです。
10月24日(火)から11月5日(日)までの間、お好きなお時間に、何回でも視聴可能です。
視聴申込:お申込みの方に視聴用のパスワードをお送りします。

お申込みは、こちらからお願いします。(当講演のセッション番号は04番です)

参加費用:無料
お申込みは11月2日(木)の17:00までとさせていただきます

主 催:JAPANSecuritySummit 2023 実行委員会

登壇団体概要:日本電気株式会社

NECは、お客さまの課題やその先にある社会の課題を解決し、安全・安心、公平で効率的な社会価値を創造していきます。世界トップクラスの生体認証をはじめ、IoT、AI、ネットワーク、そしてサイバーセキュリティといった最先端のデジタルテクノロジーを活用し、企業と社会のDXを支援、新たな価値創出に貢献していきます。

JAPANSecuritySummit 2023は、日本の政府機関・公的団体・学術研究機関・産業界の知を集結させるセキュリティ専門のオンラインイベントです。
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