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経済産業省公募で採択を機に、国際標準規格の策定に向け、活動を開始。

自らのデータが取り扱われる際の懸念や不安の低減、データ流通の適切性や円滑性の向上などを目的とする「セキュアなセンサデータストアシステム」

公立大学法人広島市立大学(以下:広島市立大学)、TIS株式会社(以下:TIS)、株式会社ミルウス(以下:ミルウス)、一般社団法人セキュアIoTプラットフォーム協議会(以下:SIOTP協議会)は、経済産業省公募※1の採択を機に、自らのデータが取り扱われる際の懸念や不安の低減、データ流通の適切性や円滑性の向上などを目的とする「セキュアなセンサデータストアシステム」に関する国際標準規格の策定に向け、活動を開始したことを発表した。

「セキュアなセンサデータストアシステム」将来的な応用イメージ(一例)

今回の国際標準規格策定に向けて、以下の活動を開始します。

①   「セキュアなセンサデータストアシステム」の標準化原案1件の作成

標準化原案作成におけるポイントは以下の通り。

● セキュアにセンサーデータを蓄積・管理する仕組みの定義
● サービス定義書/制御つきIoTデータコンテナ(IEC63430)の定義
● ユーザーデータ提供に関する本人同意プロセスの定義

②   ①の原案作成における技術的裏付けとなる「リファレンスシステム」の開発と、実用化に向けた検証実証の実施

③   ①の標準化原案が国際標準になった際に活用するための認証ガイドラインの検討

※1 [経済産業省:令和5年度 募省30]省エネルギー等に関する国際標準の獲得・普及促進事業「セキュアなセンサデータストアシステムの国際標準化」(令和5年度から3年間)

■「セキュアなセンサデータストアシステム」の特長

「セキュアなセンサデータストアシステム」は、自らのウェアラブル・デバイスなどで取得したセンサーデータをセキュアに保存・管理するためのシステム。

策定予定の国際標準規格を利用することで、サービス事業者がデータの蓄積や管理を分散した場合、事業者が独自に用意したクラウド/サーバーにセンサーデータを集約するシステムと比較して、セキュリティリスクや関連コストの抑制が可能になる。

また、自らのデータに関わるセキュリティ確保やプライバシー尊重に関する懸念などが低減することで、IoTサービス利用者のQoL向上への貢献が期待できる。

■背景

様々な分野でIoTが進展し、ネットワーク上でより多くの機器やサービスがつながることで、データの経済的価値はさらなる高まりを見せている。中でもデータの高度活用は、「智恵・価値・競争力の源泉であり、課題先進国である日本の社会課題を解決する切り札」と位置付けられている。

医療・ヘルスケアIoTの分野においても、例えば、介護事業者が高齢者へのケアサービスを連携して実施するには、関わる事業者や担当者間で利用者のデータを共有する必要があるが、その際、「パーソナルデータの授受に際しての本人同意の取得にかかる負荷が重い」、「複数の事業者が独自に取得したパーソナルデータを集約し集中管理すると情報漏えいの対策にかかるコストが過大」、「競合する事業者間では個人のデータ授受が円滑に実施されない」などの課題がある。さらには、クラウドに蓄積した配慮が必要な自らのデータについて、データのセキュリティ確保やプライバシー尊重に関する懸念などが社会的な課題となっている。

そこで広島市立大学、TIS、ミルウス、SIOTP協議会の4者は、個人情報保護に関わる法規の準拠や、IoT情報の流通と個人情報の取り扱いに関わる透明性の確保の両立を念頭におき、国際標準規格の策定に取り組むこととなった。

■今後について

2025年度にIEC(国際電気標準会議)へ標準化原案を提案することを目標に、原案作成における技術的裏付けとなる「リファレンスシステム」の開発や実用化に向けた検証実証、標準化原案が国際標準になった際に活用するための認証ガイドラインの検討などを実施していく。


公立大学法人広島市立大学 大学院 情報科学研究科 医用情報通信研究室(http://www.mict.info.hiroshima-cu.ac.jp/
TIS株式会社(https://www.tis.co.jp/
株式会社ミルウス(https://www.miruws.com/
一般社団法人セキュアIoTプラットフォーム協議会(https://www.secureiotplatform.org/

出典:PRTimes 「セキュアなセンサデータストアシステム」の国際標準化へ向けた経済産業省の公募が採択、活動を開始

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