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NEC ファイルサーバ統合管理ソフトの新バージョンを発売

NECは、ファイルサーバ統合管理ソフトウェアにおいてアクセス権の大規模一括変更機能の追加や個人情報検出の利便性および精度向上、マルチフォレスト環境への新規対応などの強化を行った新バージョン「NEC Information Assessment System(NIAS) V5.2」を販売開始した。

昨今、企業の情報セキュリティ対策において、ランサムウェア、標的型攻撃などの外部攻撃や退職者のデータ持ち出しなどの内部不正、不注意による情報漏えいなど、社内外を問わない脅威が高まっています。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の2024年調査(注1)でもこれら脅威が上位に挙げられており、業務継続の観点からも多様なセキュリティリスクに対して適切な対応が求められている。

新製品では、大規模環境や複雑な権限設定の下でもアクセス権をまとめて可視化し一括での修正が可能なアクセス権一括設定機能を追加し、効率的且つ網羅的に権限修正できる環境を提供する。また、アーカイブ領域のアクセス権同期機能により、不要なファイルをアーカイブした際、管理対象ファイルサーバ領域とアーカイブ領域のアクセス権が乖離しないよう自動で権限を維持することが可能となっている。これにより、アーカイブ側での操作無しで全領域をセキュアな状態に保てるようになる。

個人情報検出機能では生年月日検出機能を追加し、顧客情報管理をさらに効率化した。加えて、特定パターンの検出を除外する機能を追加することで、金融業における証券番号やサービス業における会員番号の管理など、一覧表記された値を正しく検知できないケースでの誤検知を減少させ、更なる個人情報管理の強化に寄与する。

また、企業の統廃合などによりActive Directoryにおけるドメイン関係が複雑化するケースなどに配慮し、マルチフォレスト環境(注2)への対応を強化した。従来の対象範囲を拡張し、1つのフォレスト内だけでなく複数フォレスト内のドメイン全てに対し、本商品を搭載したサーバ1台でまとめて連携、管理することができる。

NECは、これらの強化を行ったファイルサーバ統合管理ソフトウェア「NEC Information Assessment System(NIAS) V5.2」を通して、社内外のセキュリティリスク低減や個人情報管理の強化など、企業が抱える課題の解決を支え業務継続を支援する。

NECはDXに関して、ビジネスモデル、テクノロジー、組織・人材の3軸で、戦略構想コンサルティングから実装に導くオファリングなど、End to Endのサービスを提供している。さらに、従来型のSIerから「Value Driver」への進化を目指し、その価値提供モデルを「BluStellar(ブルーステラ)」(注3)として体系整理した。業種横断の先進的な知見と研ぎ澄まされた最先端テクノロジーによりビジネスモデルを変革し、社会課題とお客様の経営課題を解決に導く。

(注1) IPA「情報セキュリティ10大脅威 2024」https://www.ipa.go.jp/security/10threats/10threats2024.html
(注2) フォレスト:Active Directoryの最大管理単位
(注3)「BluStellar(ブルーステラ)」は実績に裏打ちされた業種横断の先進的な知見と長年の開発・運用で研ぎ澄まされたNECの最先端テクノロジーにより、ビジネスモデルの変革を実現し、社会課題とお客様の経営課題を解決に導き、お客様を未来へ導く価値創造モデル。
https://jpn.nec.com/dx/index.html

<新製品について>

 商品紹介サイトURL:https://jpn.nec.com/nias/index.html
 資料ダウンロードサイトURL:https://jpn.nec.com/nias/info/download.html

出典:NEC、セキュリティ対策機能や大規模データ管理対応を強化したファイルサーバ統合管理ソフトウェアの新バージョンを発売

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