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7割がAIを活かせず―期待と実態のギャップ

エスマットが145名調査、現場DXの“つまずき”を可視化

IoT在庫管理SaaS「SmartMat Cloud」を提供する株式会社エスマットは、全19業種の会社員145名を対象に「企業におけるAI業務活用の実態調査」を実施した(期間:2025年5月19日〜6月10日)。結果は全業種版と製造業版の2部構成ホワイトペーパーとして公開されている。

AI導入「必要」と回答 83.8%

調査では、83.8%が「AI導入により業務変革が必要」と認識していた。背景には人手不足業務属人化への危機感があり、現場主導の省力化ニーズが高まっている。

それでも 72.2% が「活用できていない」

生成AIの業務利用について、全業種で72.2%、製造業でも71.3%が「活用できていない」と回答。必要性の高まりと導入の進まなさとの乖離が鮮明になった。

「どの業務に使えば良いか分からない」8割

活用停滞の主因として、約8割が「自業務での適用方法が分からない」と回答。経営層・部長クラスで顕著だったことから、経営と現場の認識ギャップが障壁となっていることが示唆される。

製造業はセキュリティ不安が上乗せ

製造業回答では、上記に加え「セキュリティへの不安」「社内に相談できる人材不足」が他業種より高く挙がった。ライン停止や知財流出への懸念が導入ブレーキとなっている構図が浮かぶ。

ギャップ解消に“具体と可視化”を

調査結果は「必要性の認識 > 実装体制」という構造的ギャップを示した。エスマットは、現場で効果を可視化できるツールから着手し、経営と現場の対話を促すことでAI活用を前進させるべきだと結論づけている。

ホワイトペーパー『企業におけるAI業務活用の実態調査』は下記URLより無償ダウンロード可能である。
https://bit.ly/3SXmXoE

出典:【調査発表】企業の約7割が「AIを業務で活用できていない」

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