「Edge Trust」のミドルウェアが、組込みデバイス向けミドルウェアとして「PSA Certified」に初認証!
PSA Certified認定のEdge Trustで、セキュリティレベルが担保されたデバイスのライフサイクルマネジメントを!
ユビキタスAIコーポレーションは、同社の「Edge Trust」のミドルウェアが、ECSEC Lab(https://www.ecsec.jp/)から組込みデバイス向けミドルウェアとして「PSA Certified」に初めて認証されたことを発表した【下記写真】。
Edge Trustは、デジタル証明書などを活用し、IoT機器のライフサイクルマネジメントから、セキュアなIoTサービスを実現するソリューションだ。クラウドとエッジデバイス向けソフトウェアで構成され、エッジデバイス側はクライアント証明書と、秘密鍵を制御するユビキタスAI製のデバイスエージェント(ミドルウェア)から成る【下記図】。
今回、このデバイスエージェント(DLCM Agent)が第三者機関のECSEC Labにより、組込みデバイス向けミドルウェアとしてPSA Certifiedに初認定されたという。
ちなみにPSAとは、Arm社が提唱するIoTデバイス向けセキュリティアーキテクチャ「Platform Security Architecture」のこと。このフレームワークに準拠することを認証する制度が、PSA Certified(https://www.psacertified.org/)だ。
これまでIoT製品は、セキュリティを「どこまでのレベル」で、「どういう手法」によって実装すれば、リーズナブルに正しく実現できるのか、具体的な手法が確立されていたわけではなかった。そのため、どうしても場当たり的な対策になりがちで、基準となるセキュリティレベルの定義が求められていた。
そこで、PSAに準拠したセキュリティ実装のベストプラクティスをIoT製品の開発者やデバイスメーカーに提供し、本認証を取得してもらうことで、多種多様なIoTデバイスで収集されたデータのセキュリティと真正性を一定基準で満たせるようにしたわけだ。現在までチップ、デバイス、システムソフトの認証総数は70以上あるそうだ。
Edge TrustのミドルウェアがPSA Certifiedに認証されたことで、Edge Trustを導入すれば、あらかじめセキュリティレベルが担保されたデバイスのライフサイクルマネジメントを実現できるようになる。複雑だったセキュリティの実装や、検証による負担を大幅に減らし、自社アプリ開発への集中と同時に、製品の市場投入への期間を短縮化も可能だ。
ユビキタスAIは、今後もEdge Trustによるソリューションを幅広く提供し、安心・安全なIoT製品の市場流通を後押しする意向だ。また、PSA Certified規格のアップデートにあわせて、Edge Trustのシステムソフトも更新していくという。
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セキュアなIoTサービスを実現する「Edge Trust」のセキュリティコンポーネントが、組込みデバイス向けミドルウェアとして日本初となるPSA Certified™の認証を取得
~日本初のPSA Certified™ 評価機関ECSEC LabによるPSA Certified™取得第一号に~