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【ラック】小学生にも分かる!サイバーセキュリティの仕事を紹介するハンドブックを公開

株式会社ラック(以下 ラック)は、自社の研究開発部門「サイバー・グリッド・ジャパン」のICT利用環境啓発支援室が制作発行し、デジタル化された情報の改ざんや漏えいを防ぐサイバーセキュリティに関わる仕事を紹介する『サイバーセキュリティ仕事ファイル 1 ~みんなが知らない仕事のいろいろ~(以下 サイバーセキュリティ仕事ファイル)』を、2022年2月7日に公開した。

企業や組織が高度化するサイバー攻撃への対応や、積極的なDXへの取り組みを行うには、サイバーセキュリティを支える人材が不可欠です。しかし実際にセキュリティ対策の知識を持った人材の確保は困難で、人材不足が社会的課題となっています。ラックでは、その問題に対する取り組みとして、小学生児童から大学生までの若年層やセキュリティ分野の知識を持っていない大人までの幅広い層に向けた「サイバーセキュリティ仕事ファイル」という冊子を作成しました。

サイバーセキュリティ仕事ファイルは、サイバーセキュリティ分野の仕事に対する認知と興味関心を高め、将来やってみたい職業にサイバーセキュリティ分野を選択肢に入れてもらうことを目的としたものです。サイバーセキュリティに関する職業を専門知識の無い方でも、理解できる分かりやすい説明で職業の魅力を紹介します。児童、学生、就職活動生、この仕事を知りたい方、すでに企業に勤めている方などにも役に立つ内容です。インターネット利用が生活に不可欠となっている現在、身近なことからサイバーセキュリティについて考え、理解するきっかけを提供します。

『サイバーセキュリティ仕事ファイル 1』の特徴

1.小学生にも理解しやすい工夫

サイバーセキュリティについて初めて知る人(初心者)に対する、「サイバーセキュリティの入門書」を目指しました。そのため、小学生にも身近に感じられるような事例を入れる、難しい言葉を言い換えるなど、できるだけ分かりやすくするよう工夫しています。また、分からない言葉を辞書で調べられるよう、漢字には全てルビを振っています。

2.サイバーセキュリティの仕事をしているプロフェッショナルにインタビュー

第一線でサイバーセキュリティの仕事に従事している社内外の人にインタビューを行い、生の声を反映しています。各職種のプロフェッショナルの様々なエピソードや、仕事で経験したからこそ言えることなどを収録しています。必要な資格や、あると望ましい能力についても紹介しているので、将来の職業を検討する際の具体的な材料になり得ます。

3.サイバーセキュリティについてのコラムもあり

サイバーセキュリティについて知り始めると、内容の専門性が高いため多くの疑問が出ることを想定しました。そこで、仕事紹介に出てくる言葉に関連する内容や、これからサイバーセキュリティの仕事を目指す人に向けたコラムを入れています。コラムを読んで、仕事やサイバーセキュリティそのものへの理解をさらに深めることを意図しています。

『サイバーセキュリティ仕事ファイル 1』の内容

サイバーセキュリティの仕事紹介

  1. インシデントハンドラー
  2. コンピュータフォレンジッカー
  3. プラットフォーム診断士
  4. Webアプリケーション診断士
  5. サイバー犯罪捜査官
  6. セキュリティインストラクター
  7. ゲームセキュリティ診断士
  8. 情報システムペネトレーションテスター
  9. IoTデバイスペネトレーションテスター
  10. セキュリティコンサルタント
  11. 脅威情報アナリスト
  12. リスクマネジメント(リスクマネージャー)

コラム

コラム1: サイバーセキュリティやサイバー攻撃って、何だろう?
コラム2:算数や数学が苦手でもサイバーセキュリティの仕事ができる?

ラックの研究機関、サイバー・グリッド・ジャパンでは、サイバー攻撃に備えた脅威情報の分析や防衛としてのサイバーセキュリティに加え、小学生から高齢者向けに情報リテラシーや情報モラル、情報セキュリティの啓発やその手法の研究を行っています。今後も、社会啓発支援活動や人材育成にも取り組み、国内のサイバーセキュリティ意識の向上、裾野拡大に寄与できるよう活動を続けています。

サイバー・グリッド・ジャパンについて
https://www.lac.co.jp/corporate/unit/cyber_grid_japan.html

サイバー・グリッド・ジャパンは、高度かつ巧妙化するサイバー攻撃とそれによる被害発生を防ぐため、セキュリティ専門家を参集した研究部門として2014年に設立されました。新たなICTを利活用する上でのセキュリティ確保やサイバー攻撃に関連する技術の研究、ナショナルセキュリティ事情に関する調査研究、スレットインテリジェンス(脅威情報)やIoTに関する技術開発、利用者啓発と人材育成に取り組み、日本のサイバーセキュリティの成熟・裾野拡大に寄与します。

詳細はこちら(小学生にも分かる!サイバーセキュリティの仕事を紹介するハンドブックを作りました)よりご確認ください。

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JAPANSecuritySummit Updateでは、「GIGAスクール時代のICTリテラシー啓発、サイバーセキュリティ教育」と題し、小中高校生への啓発活動についてディスカッションをし、音声コンテンツとして提供しています。
こちらも是非ご確認ください。

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