ゴールデンウィーク中のサイバーセキュリティ対策について中央官庁からも注意喚起
GW中の情報セキュリティに関して先日IPAより注意喚起がされたが(参考:IPAがゴールデンウィークにおける情報セキュリティに関する注意喚起)、経済産業省、総務省、警察庁、内閣官房内閣サイバーセキュリティセンターからも改めて注意喚起が発表された。
サイバー攻撃のリスクが高まる中でのゴールデンウィークという長期休暇では以下のリスクに注意が必要だ。
・連休の間隙を突いたセキュリティインシデント発生の懸念される
・システム管理者が長期間不在になる等通常と異なる体制等により、予期しない事象が生じることが懸念される
・連休明けに電子メールの確認の量が増えることで偽装のチェックなどがおろそかになる
ランサムウェアによるサイバー攻撃被害のリスクは相変わらず高い。エモテットなどによる被害は、国内の企業・団体等へ広がっている。さらに、ブロードバンドルータ、無線LANルータ、監視カメラ用機器類、コピー機をはじめとするネットワークに接続された機器・装置類がマルウェアに感染したことに起因する攻撃通信が、増加傾向にある。
そこで、こうした春の大型連休における長期休暇期間がサイバーセキュリティに与えるリスクに鑑み、政府機関や重要インフラ事業者をはじめとする各企業・団体等は、適切な管理策によるサイバーセキュリティの確保について、対策を講じて欲しい。
また、不審な動き等を検知した場合は、早期対処のために速やかに所管省庁、セキュリティ関係機関に対して連絡するとともに、警察にも相談してほしいとしている。
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