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注目キーワード、「メタバース」におけるサイバーリスクをどう考えるべきか?

Facebookが社名をmetaに変更したことは記憶に新しいと思いますが、ここに来て「メタバース」というキーワードが注目を浴びています。メタバースという言葉は英語の「超(meta)」と「宇宙(universe)」を組み合わせた造語とされています。

ユーザーがオンライン上に構築された3DCGの仮想空間に、自分の分身であるアバターで参加し、相互にコミュニケートしながら、買い物や商品の制作・販売などの経済活動を行なったり、そこをもう一つの「現実」として新たな生活を送ったりすることが想定されているようです。しかしメタバースは、今後さまざまな形で発展が期待されている一方で、多くのサイバーリスクがあり、解決すべき課題も挙がっています。

そこで、サイバーセキュリティに詳しい東京電機大学 研究推進社会連携センター顧問・客員教授 兼 サイバーセキュリティ研究所 所長の佐々木 良一氏は、デジタル・フォレンジック研究会において「メタバースとセキュリティ」をテーマにコラムを寄稿しています。

ここでは、メタバースのセキュリティリスクとその対策に重点を置き、メタバースの現状、普及効果、潜在的実現例、工学分野での応用など、さまざまな調査結果や検討状況を報告しています。

特にメタバースの問題点としては

(1)各種依存症の問題
(2)エコーチェンバー問題
(3)セキュリティ問題
が挙げられますが、

一番問題となるのがセキュリティの問題だと考えられます。コラム内では、メタバースに必要なセキュリティや、セキュリティ上の脅威の分析などの調査結果から、なりすましの脅威が最も大きいと結論づけています。

(1)個人情報が流出してしまう
(2)企業の機密情報を流出してしまう
(3)故意に悪質な操作をされてしまう
(4)不正な購入・契約を結ばれてしまう
(5)アカウントが利用できなくなってしまう

詳細については、以下のコラムをご参照ください

デジタル・フォレンジック研究会
第716号コラム:「メタバースとセキュリティ」

https://digitalforensic.jp/2022/05/09/column716/

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