Linux Foundation、2025年度年次報告書 日本語版
AI・クラウド・セキュリティ分野でのオープンソースの進展を総括
Linux Foundation Japanは2026年1月20日、2025年度 Linux Foundation 年次報告書の日本語版となる「オープンにおけるイノベーション(Innovation in the Open)」を公開した。
本年次報告書は、Linux Foundationが2025年に取り組んだ主要プロジェクトやコミュニティ活動を総括するもので、AI、クラウド、セキュリティ、ネットワーキング、エネルギー、デジタル公共財といった幅広い分野におけるオープンソースの技術的進歩と、その社会的インパクトを紹介している。
2025年もオープンソースが産業の中核を牽引
報告書によると、オープンソースは2025年も引き続き業界をリードするスピードで進化を遂げ、Linux Foundationがホストする多数のプロジェクトが、世界的に重要性を増すデジタルインフラの基盤として機能した。
特に、オープンソースAIの拡大、クラウドネイティブ技術の成熟、ソフトウェアサプライチェーンを意識したセキュリティ強化の取り組みは、グローバルな連携を通じて「世界が依存する共有インフラ」のさらなる拡張につながったとしている。
年次報告書で取り上げられた主なトピック
本レポートでは、オープンソースとLinux Foundationにとって2025年を象徴する出来事として、以下のポイントが整理されている。
- Linux Foundation各プロジェクトにおける主要マイルストーン
- コミュニティ参加およびコントリビューター・エンゲージメントの拡大
- セキュリティ、トレーニング、リサーチ、オープンガバナンス分野での進展
- 世界各地で開催されたイベントやエコシステム連携のハイライト
- 新たに設立されたファウンデーションと新技術の導入
- オープンソースAI、サステナビリティ、デジタルインフラの将来像に対するLinux Foundationの役割
セキュリティとオープンガバナンスを重視
サイバー攻撃の高度化やOSSサプライチェーンリスクが顕在化する中、Linux Foundationはセキュリティとオープンガバナンスの強化を重要テーマとして掲げている。年次報告書では、透明性の高い開発体制、人材育成、コミュニティ主導のガバナンスが、持続可能で信頼性の高いデジタル社会を支える基盤であると強調されている。
日本語版は国内向けに公開
日本語版年次報告書は、日本国内の開発者、企業、研究者、政策関係者がLinux Foundationの活動をより深く理解できるよう公開されたものである。
AIやセキュリティを含む多くの分野でオープンソースの重要性が高まる中、本報告書はLinux Foundationの現在地と、オープンなイノベーションが描く将来像を俯瞰できる資料として注目される。
