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実践的なサイバー攻撃対応訓練のガイド

ロールプレイ型で“現場実装”を支援

一般社団法人日本シーサート協議会(NCA)インシデント対応演習訓練ワーキンググループは、企業・組織におけるサイバー攻撃対応演習・訓練の実践的手法を体系化した書籍『ロールプレイで鍛える!サイバー攻撃対応演習・訓練ガイド』を出版した。

本書は、同協議会が公開している「サイバー攻撃演習・訓練実施マニュアル」をベースに、実務担当者がそのまま現場で活用できるよう再構成したもの。企画立案からシナリオ設計、状況付与の作成、当日運営、評価・改善までをステップ形式で整理し、再現性と実用性を重視した構成となっている。

高度化する攻撃と“形骸化”の課題

近年、サイバー攻撃は高度化・複雑化が進み、企業・組織におけるインシデント対応力の強化は経営課題の一つとなっている。各種ガイドラインや業界指針でも、演習・訓練の実施は重要施策として位置付けられている。

一方、現場では以下のような課題が指摘されている。

  • 何から着手すべきか分からない
  • 設計が難しく、形式的な実施にとどまりやすい
  • 実施後の評価や報告が整理できない

本書は、こうした実務上の悩みに対し、具体的かつ段階的な進め方を提示する実践書として位置付けられる。

ロールプレイ型机上演習を具体解説

本書の大きな特長は、ロールプレイ型の机上演習(テーブルトップ演習)の設計・運営方法を具体的に解説している点にある。

主な特長は以下の通り。

  • ステップ形式による一貫したプロセス整理
  • ロールプレイ型机上演習の設計手法を詳細に解説
  • 状況付与テーブルや実施項目・プロセスのテンプレートを収録
  • 成功事例・失敗事例を通じた実践的学習
  • 継続的改善(PDCA)につなげる構成

単なる理論解説ではなく、テンプレートや事例を通じて「明日から使える」内容に仕上げている点が特徴だ。

書籍概要

  • 書名:『ロールプレイで鍛える!サイバー攻撃対応演習・訓練ガイド』
  • 著者:石塚元 / 井出雄介 / 伊藤圭亮
  • 出版社:シーアンドアール研究所
  • 価格:3,620円+税

サイバー攻撃対応力の向上が求められる中、実務担当者やCSIRT関係者にとって、演習設計から評価までを体系的に学べる一冊として注目される。

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