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プライバシー保護機能を備えるセキュア分散パーソナルデータプラットフォーム 「miParu PDS」とは?

個人に紐づけられたパーソナルデータは、本人の医療・健康だけでなく、匿名化・ビックデータ解析による製薬・治験・マーケティングなど幅広い応用が期待されています。その一方で、パーソナルデータはプライバシー性の高い情報で、その取り扱いには格段の配慮が必要です。欧州のGDPR(EU 一般データ保護規則) や、国内の改正個人情報保護法などを念頭に活用しなければなりません。

そのような中で、株式会社ミルウス(代表取締役 南 重信)は、あらゆる健康データをスマートフォンなどのエッジデバイスに貯めて多用途に活用できるセキュア分散PDS 「miParu」を開発しました。

ここでいうパーソナル・データ・ストア(以下、PDS)は、パーソナルデータを個人が管理する仕組みであり、GDPRや改正個人情報保護法のベースとなる本人承諾と整合性が高く、データを個人が預けて運用を信託する情報銀行もPDSの技術を採用しています。

インターネットの世界では、分散型のWeb3.0に向けたパラダイムシフトが始まっており、個人が端末(Edge)で分散管理するPDSは、Web.3.0時代のコア技術となりうるものです。

ミルウスは「情報銀行がデータの銀行ならば、日常生活でパーソナルデータをプライバシーを保ちながら安全かつ機動的に活用する仕組みも必要である」と考え、データの財布の機能をEdge DeviceのスマートフォンなどにPDSとして保管・活用するEdge型分散PDSに着目しました。

その具体的な成果として「PDSプラットフォームを開発・展開しています。さらに同社は、多くの利点があるデータ・管理分散型PDSの課題解決を目指し、セキュア分散PDS「miParu」を開発しています。

プライバシーを保護したパーソナルデータを流通するPDS「miPariの応用範囲は広く、特にコロナ禍の中でリモート健康支援への期待は高いのです。2020年度に北海道で実施した実証試験では、約100名の住民や社員の参加の下、北海道郡部の住民の健康支援や札幌市内の住民や企業従業員を対象に札幌市の専門家がリモート健康支援を行いました。

これらの詳細については、以下の論文をご覧ください。
「プライバシー保護機能を有したセキュア分散パーソナルデータプラットフォーム “miParu”PDS」

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