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医療データなどパーソナルデータを安全に保管し、本人同意のもと流通させる標準化技術について、議論の経過を報告

一般社団法人セキュア IoT プラットフォーム協議会は、パーソナルデータストア部会(以下、PDS部会)の研究成果をまとめた報告書を発表した。

PDS部会は2022年7月にSIOTP協議会の分科会として発足し、これまでに9回の議論を重ねた。今回発表する成果報告書は、安全に医療データやライフログなどのパーソナルデータを保管し、本人の意思で流通させるために必要な仕組みの標準化について、これまでの議論の要点をまとめたもの。

医療データや睡眠や食事、運動などのライフログなどのパーソナルデータは、本人の医療・健康や、匿名化・ビッグデータ解析によってマーケティングなど幅広い利活用が検討されている。しかしパーソナルデータはプライバシーに直結する情報であり、EUの一般データ保護規則(GDPR) や、国内の改正個人情報保護法などを踏まえた扱いが不可欠となっている。

そのような背景に基づき、PDS部会参加企業は自社のパーソナルデータ管理に関わるサービス、研究などからユースケースを抽出し、各種ウェアラブルセンサなどで取得したデータをセキュアに蓄積、管理する仕組みにはどのような要素、手続き、技術が必要であるか、を検討している。

▼成果報告書のダウンロードはこちら
https://www.secureiotplatform.org/wp-content/uploads/SIOTP-con-PDS-report-20230420-1.pdf

【PDS部会座長・副座長および参加企業】
座長        広島市立大学 田中宏和 教授
副座長    株式会社ミルウス 南重信 社長
サイバートラスト株式会社
大日本印刷株式会社
TIS株式会社
TOPPANエッジ株式会社
株式会社ミルウス
株式会社ラック
株式会社リーディングエッジ

2023年度もPDS部会は活動を継続し、ターゲットとするユースケースの絞り込み、標準化のための議論と成果の発表を続け、パーソナルデータをセキュアに流通させる仕組みに取組み、管理の安全性と流通の利便性の両立に貢献するとしている。

出典:PRTIMES セキュアIoTプラットフォーム協議会 パーソナルデータストア部会が成果報告書を発表

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