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人流の「今」がみえるリアルタイム人流データxPop for Real-Time Monitoring (xPop-RT) を提供開始

位置情報AIベンチャーであるLocationMind株式会社は、「xPop for Professional Data」の第4弾として、集計したGPSデータでリアルタイムな人流を把握できる『xPop for Real-Time Monitoring』(以下xPop-RT)の販売を開始した(※1)。

「今何が起きているのでしょうか?」

お花見・お祭り、展示会、大規模なコンサート、スポーツイベントから、異常気象、大規模な交通障害、地震などの突発事象まで、どのくらいの人がどこに滞留しているのか、どのように移動しつつあるのか、そもそもどこから集まってきたのか、xPop-RTはまさに「今の状況を把握する」のに最適なリアルタイム人流データである。

提供データ

今後、API連携にも対応予定です。

どれくらいの人が富士山からご来光を見ているのか?(経路分析)

図1 富士山頂の様子

例えば図1のように、富士山頂に宿泊していると思われる人々、あるいはご来光をめざして早朝登山中の人流を可視化することができる。日の出前の5:30頃には山頂付近にいる人が増加していることがわかる。富士山に限らず、携帯電話の電波圏内にあり、また秘匿化(※2)の対象にならないエリアでの可視化が可能。

イベント時と通常時の比較(滞留分析)

図2 隅田川花火大会を楽しむ人

図2は、2023年7月に4年ぶりに開催された隅田川花火大会の日における都心部の滞留分析を示しており、開催日と通常日の人数の差を表している。花火の打ち上げ場所を中心に、隅田川に沿って平常とは明らかに人口密度の高いエリアが出現した様子が見える。

このようにリアルタイム人流データを活用することによって、イベントの効果測定、混雑回避をはじめ、急な天候変化や電車の遅延による駅周辺の混雑状況など、今起こっていることをタイムリーに可視化をして把握することが可能になる。

xPop-RTは、一日あたり約600万人の位置ポイントデータをリアルタイムで処理するデータインフラ技術と、卓越した地理空間データの解析技術とにより初めて可能となった。当社は地理空間情報AIのパイオニアとして、今後はさらに鉄道ネットワーク単位、道路ネットワーク単位の集計に対応する予定。またリアルタイム予測サービスを提供する予定としている。

(※1)「LocationMind xPop」データは、NTTドコモが提供するアプリケーションの利用者より、許諾を得た上で送信される携帯電話の位置情報を、NTTドコモが総体的かつ統計的に加工を行ったデータである。位置情報は最短5分毎に測位されるGPSデータ(緯度経度情報)であり、個人を特定する情報は含まれない。
(※2) 地域によっては、観測されるサンプル数が少ない場合、個人情報保護の観点から、集計結果が秘匿化される場合がある。秘匿化された場合、提供データ内には集計結果は含まれない。

JAPANSecuritySummit2023にLocationMindがリアルセッションを開催します。
是非ご参加ください。

出典:人流の「今」がみえるリアルタイム人流データxPop for Real-Time Monitoring (xPop-RT) を提供開始

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